<< Click to Display Table of Contents >> 線ラフネス |
2Dパラメーターと同様に、この機能もまず、分析セクションにある 1D線ラフネス をクリックして有効化してください。
ソフトウェアがトップビュー画像に線を描写し、プロファイルデータが現在どの場所から計算されているか示します。デフォルトでこの線は水平方向を向いています。サイドパネル内の プロファイル方向 にあるラジオボタン使うと、水平線、垂直線、斜線の間で交互に切り替えられます。
線上をクリック&ドラッグするとXまたはY方向に線を動かすことができ、端点をクリック&ドラッグすると斜線モードに変わります。
設定コグは3D領域パラメーターと同じように機能します。チェックボックスを使って表示するパラメーターを選んでください。また、計算結果に影響を与えるフィルター、カットオフ長さ、サンプルの数 の設定もあります。
まず、次のフィルターから使用する手法を選びます:ガウス分布、スプライン(β = 0.625242)、スプライン(β = 0)。これらの手法に関する更に詳しい説明は、付録セクション内のフィルターの項目を参照してください。
次に、フィルターに使用するカットオフ波長を設定します。設定可能な値は、読み込まれた画像に基づいて計算されます。適用するのに適切な値はさまざまですが、ASME B46.1 2Dから引用した以下の表が、サーフェスの予測されるラフネスに基づく、おおよその目安を提供してくれます。
ラフネス |
カットオフ |
|||
Rz (µm) |
Ra (µm) |
Rz (µin) |
Ra (µin) |
λc (µm) |
< 0.025 - 0.1 |
> 0.006 - 0.02 |
>1 - 3.9 |
>0.24 - 0.79 |
80 |
0.1 - 0.5 |
0.02 - .1 |
3.9 - 19.7 |
0.79 - 3.9 |
250 |
.5 - 10 |
.1 - 2 |
19.7 - 393.7 |
3.9 - 78.7 |
800 |
10 - 50 |
2 - 10 |
393.7 - 1969 |
78.7 - 393.7 |
2500 |
50-200 |
10-80 |
1968.5 - 7874 |
393.7 - 3149.6 |
8000 |
最後に、使用する サンプルの数 を設定します。デフォルトでこの値は 最大サンプル数 に設定されていますが、ユーザーが定義する値に変更できます。この値の数字は、選択したカットオフ長さに基づいて、選択した線が分割される線分の数を表します。ユーザー指定 オプションを使った場合は、入力した数字か、利用可能な最大サンプル数の、どちらか小さい方が使用されます。
下表は、各パラメーター測定の早見表です。
パラメーター |
2Dプロファイル - ASME B46.1 2D |
![]() |
Maximum peak height+ |
![]() |
Maximum valley depth+ |
![]() |
Maximum height* |
![]() |
Maximum peak to valley height+ |
![]() |
Maximum peak height* |
![]() |
Maximum valley depth* |
![]() |
Maximum height* |
![]() |
Maximum sample peak to valley height |
![]() |
Arithmetic mean deviation+ |
![]() |
Root mean square deviation+ |
![]() |
Skewness+ |
![]() |
Kurtosis+ |
パラメーター |
2Dプロファイル - ISO 4287 振幅 |
![]() |
Maximum peak height* |
![]() |
Maximum valley depth* |
![]() |
Maximum height* |
![]() |
Total height+ |
![]() |
Arithmetic mean deviation* |
![]() |
Root mean square deviation* |
![]() |
Skewness* |
![]() |
Kurtosis* |
![]() |
Maximum sample peak height |
![]() |
Maximum sample valley depth |
![]() |
Maximum sample peak to valley height |
* サンプル全体の平均。
+ 全評価範囲から計算。